いざ直面すると、意外に分からないお家の外壁のリフォームの事。このページで簡単にご説明します。
サイディングとは、外壁に貼る板状の外装材の総称です。
モルタルや土壁など、いわゆる塗り壁が主流であった従来の日本の木造家屋に対し、近年では、タイルやレンガ、セラミックなどの外壁材を壁に貼る家が多くなってきました。その一種がサイディングです。
数年でシミやひび割れなどが出やすい塗り壁と違い、サイディングは耐久性も高く、メンテナンスも楽で見た目が古くなりにくい外壁材です。重量も軽いので、塗り壁と比べて地震などにも強く、崩壊による怪我の危険性も少ないものになっています。また、工場で生産されるものなので品質が安定しており、大量生産なのでコストも安くなっています。デザインも数多くの種類があり、タイル・レンガ風、石柄、木目など、まるで本物の様な風合いのものが揃っています。
一般のご家庭では、主に「窯業系サイディング」と「金属系サイディング」と呼ばれるものが多く選ばれています。
最近の新築住宅は、窯業系サイディングボードを外壁に使用している住宅が増えてきています。新築時の設置費用、材料調達が安く済み、施工が簡単、時間もかからない、というのが大きな理由です。
サイディング外壁は「半永久的にもつ建材である」として売り出されていましたが、実際には現場で住宅に合わせてカットした切断面から吸水することによる劣化、或いはサイディングボード表面の劣化によって吸水してしまい反りが生じる、などリフォームが必要になってくることも少なくないのが現実です。
窯業系は、いわゆる焼き物なので、吸水すると伸縮し割れることもあり、気温差などでひび割れを起こすこともあります。また、サイディングボードとサイディングボードの間の繋ぎ目の役割を果たしているシーリングは、劣化が目立ちます。
以上のように、窯業系サイディングにしたからといって、メンテナンスが一切不要と言う訳では決してありません。長持ちさせるために、窯業系サイディングボード外壁のリフォームは約18年~20年に1度必要とされています。
お家の外壁のモルタルやサイディングに起こりえる変化には、主にこのようなものがあります。ご自宅の外壁を一度チェックしてみてください。
※1.壁を触った時に、手の平に白い粉が付いてしまう現象。
お家の外壁は、向きやお住まいの地域、使用環境、そして使われている外壁材の質によってメンテナンスの時期が大きく変化します。決まった時期に壁の貼り替えを行なうよりも、定期的な点検を行ない、外壁になにかしらの変化が見られた時にその症状と環境に応じた処置を施すのが適切です。では、もしもお家の外壁になにかしらの症状が見られる場合、どのような対処・選択肢があるのか、ご存知でしょうか?
外壁塗装する、サイディングを部分的に貼り替える、サイディングを全て貼り替える、サイディングを重ね貼りする、モルタルにサイディングを貼る・・・などが一般的。しかし、あくまでその症状・状態に応じた対処が必要です。
私たち壁の職人は、お家の外壁のリフォーム屋さんとして、その症状・状態を的確に判断し、サイディングの「貼り替え」「シーリングリフォーム」によって、お住まいの美化と安心感をご提供しています。
一般的な平米価格もご提示可能ですが、基本的には使用するサイディングの種類やご自宅の環境など、諸条件によって費用は大きく異なります。
見積りをお願いしたからといって工事もお願いしなくてはいけないことはありませんので、是非一度ご相談ください。お住まいの状態などを拝見した上で、正式なお見積りをご提示させていただきます。